自己評価が低い自分を変えたい!自己評価が低い原因と改善方法3つ

自分への評価って意外と難しいもの。自分を高く評価している人は、強い自信に裏打ちされ言動も積極的になれるもの。一方で自己評価が低すぎると、コミュニケーションがうまくいかなかったり、するべきところで自分をアピールできなくて損をしてしまうなんてことも。そこで今回は、自己評価が低い原因と改善方法をご紹介します。
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1:自己評価が低いとよくない?デメリットって?

自己評価が低いことは悪いことばかりではありません。

自己評価が高すぎる人は、謙虚さがなかったり、傲慢だったりするものです。自己評価の低さが謙虚さに繋がり、他人との関係を円満に保つこともあるのです。

ただ自己評価が低い人は、その裏に「良からぬ理由」がある場合が多いのが実情。その理由によっては、何をしていても幸せになれない、常に不安が付きまとうといった状態になってしまいます。

適切な自己評価ができる状態が健全です。

 

2:自己評価が低いのには原因があった!自己評価が低くなる原因3つ

(1)強いコンプレックスがある

コンプレックスは他人と比較してしまうことで起こります。『その悩み、哲学者がすでに答えをだしています』の著者である小林昌平氏は、コンプレックスについて以下のように述べています。

「自分が下で相手が上」だと思って自分に劣等感を感じてしまう事がコンプレックスだと考えられてます。そのようなコンプレックスを「劣等コンプレックス」といいます。

出典:小林昌平(2018)『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』(文響社)

自己評価が低くなってしまう原因の1つは、他人と自分を比較して「自分の方が下である」という点にこだわってしまうこと。

自分に絶対的な自信を持つことは難しいものですが、自己評価を下げ過ぎてしまうほどのコンプレックスは困りもの。自分で克服するのが難しければ、専門家の力を借りることだってできるのです。

(2)他人を気にしすぎる

住職である平井正修氏は、

目には見えませんが、人と人とのかかわりには適切な距離があるのです。

出典:平井正修 (2015)『“見えないもの”を大切に生きる。生活と心を調える禅的思考のすすめ』(幻冬舎)

としています。

この距離感を上手に保てる人はいいのですが、あまりに近すぎると息苦しくなり、遠すぎると孤独を感じてしまったりするものです。

他人を気にし過ぎると、その人と自分をどうしても比べてしまったり、その人の1つ1つの言動が自分を左右してしまうようになります。

とても近しい間柄であっても、ちょうどよい距離を保てなくなると居心地の悪い関係になってしまうのです。

(3)愛されることばかりに気が向いている

瀬戸内寂聴の言葉に、

「忘己利他」という言葉があります。これは、自分の事はさておいて、人のために尽くしましょうという生き方を言っているのですが、私はそれを心がけています。

出典:瀬戸内寂聴(2010)『生きることは愛すること』(講談社)

イエスキリストの教えにも通づるものがありますが、このような考え方は、決して「自分を消し去って誰かのために尽くすべき」という意味ではありません。

「愛される」ことに気が向いていると苦しくなるのは、「愛される」ということは自分でコントロールできないからです。

見返りを求めずに自ら愛することができると、すべての感情や行動を自分の中で完結することができます。相手の出方に振り回されることがありません。

愛することで自分が救われるということです。

 

3:自己評価が低いのを改善する方法3つ

(1)人目を気にせず無理をしない

聖路加国際病院の名誉院長であった日野原重明氏は、自分らしく生きることを以下のように語っています。

ありのままに生きるということは、飾ることなく、人からの評価に左右されることなく、自分に与えられた能力、環境を、自分のやるべき事のために使うという、難しいようでシンプルな働きなのです

出典:日野原重明(2017)『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』(幻冬舎)

自分が与えられたものを使って、やるべきことをやる。それこそが自分らしく生きるということです。

そのことさえ心がけていられれば、他人が言っていることなど気にする必要のないことがわかるはずです。

また同氏は、ありのままでいるために大切なのは、

無理をしない、「あるがまま」でいるということだと思います

出典:日野原重明(2017)『生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉』(幻冬舎)

とも言っています。

「あるがまま」でいること自体がすでに、誰の判断も気にする必要がないほど尊いものなのです。

(2)言いたいことをはっきり言うようにする

「嫌われるのが怖くて言いたいことを言えずにいた学生時代。仲間外れにされたことをきっかけに、次第に1人でいられる強さが身についた。そうしたら誰に対してもはっきりものを言えるようになり、自信が持てるようになった」(営業職Sさん 30代)

学生時代は特に、「誰かと一緒にいなければいけない」「友達がいないと恥ずかしい」という思いが強く働きます。そのため、思っていないことでも話を合わせたり、多少嫌な思いをしても我慢してしまったりするものです。

でもそこにいる辛さと比較したら、実は1人でいることの方がはるかに楽で自分らしくいられる場合だってあるものです。

言いたいことが言えない人間関係は、どこか不健全。言いたいことをはっきり言ってみることで、理解しあえる人が見つかることだってあるのです。

(3)誰にだって欠点や辛いことがあると知る

誰にだって人より優れている部分と劣っている部分があるものです。

大成功を収めたハリウッドスターが薬物中毒になったり、誰もが憧れる容姿をした芸能人が自殺をしたりして周囲を驚かせることがあります。

どれだけ幸せそうに見えても、その人の心の中は周りから見えないものなのです。

誰もが処理しきれない感情を抱えて生きています。そして、個人が抱えている辛さが実は、自分らしさや自分の価値を高めてくれるものかもしれません。

 

4:ありのままに生きることが自己評価を高める

子供のころから様々なことを学習してきた私達。その過程において、自分が間違っていたり、人を傷つけてしまったりして自己嫌悪に陥ってしまった事もあるでしょう。

でもそれらはすべて過去のこと。過去は消せませんが、そこから何かを学び取れればそれで良いと筆者は思います。

学び取ったことを活かしながら、やはり自分らしく生きていく。それこそが自己評価を高める秘訣なのかもしれません。